外観完成予想図
入居者をしっかりと守る耐震性を実現するため、
グラディス鷹匠タワーは建物の形状自体にも明快な強さを求めています。
その上で、入念な地盤調査を実施し、基礎設計へ。耐震性へのこだわりはマリモの信念です。
強固な支持層に埋め込む杭基礎
綿密な地盤調査により検出した、地下約33m、N値50以上の硬い支持層に52本の既製コンクリート杭を打設。現場の地盤に適した深さに多数の杭を埋め込むことで強固な建物構造を実現しています。
◎既製コンクリート杭について
建築物を支えるため、超高強度コンクリート(FC=105N/mm3)のPHCパイルと杭頭を鋼管で補強したHSC杭等を組み合わせたHyper-ストレート工法を採用しています。1ヶ所当たり1〜6本の既製コンクリート杭を埋め込むことで高い支持力に安定した耐力を得ることができます。
徹底した地盤調査に基づく設計
建築予定地の地盤に適した構造設計を行うため、事前に地盤調査を実施します。地盤の固さや締まり具合、土層の構成を判別するための数値(N値)を得るための標準貫入試験やボーリング(試掘)調査といった入念な調査を行い、これらを通じて得たデータをもとにマンションの基礎設計を実施します。
◎N値とは
標準貫入試験によって求められた、地盤の強度を表す単位のことです。標準貫入試験とは、63.5kgの重りを76cmの高さから自由落下させて鋼製棒を打ち込むという試験で、その鋼製棒を土中に30cm打ち込む(貫入させる)のに要する打撃回数を測定します。落下打撃回数の値がN値で、その数が多いほど地盤が硬いということになります。
※イラストはCGによるイメージであり、建物の規模、杭の本数・長さ等は異なります。
粘り強さをアップする柱構造
建物を支える柱の主筋を水平方向に束ね、主筋とコンクリートを拘束する役割を果たす外周部の帯筋には、溶接閉鎖型帯筋を採用。通常の帯筋に比べ、せん断力に対する拘束力が高く、建物に粘り強さを持たせます。
建築物が本当の強さを発揮するには、「目に見えない部分」の構造がポイントとなります。
グラディス鷹匠タワーは、さまざまな部位で耐震・耐久性の高い仕様を採用しています。
耐震性・快適性を追求した床・壁構造
耐震性を保ち、プライバシーを守る住戸と住戸の間の戸境壁は、快適な住空間を実現する200mm厚以上を確保。耐力壁として、しっかりとした構造と厚みを持たせています。また、床の厚さを意味するスラブ厚は200〜250mmとしています※1。
プラス10ミリの安心「コンクリートかぶり厚」
長く建物の性能を保つために重要なポイントとなる、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚は、建築基準法で定められたかぶり厚よりもプラス10mmの厚さとしています。また、打放し仕上げ部分はさらにプラス10mm以上、合計20mmのかぶり厚として鉄筋の劣化を抑制しています。
耐久性に優れた、強度の高いコンクリート
主要構造部のコンクリートに設計基準強度が1㎡あたり最大5,000トン(最小3,300トン)の圧縮に耐える最大50N/m㎡(最小33N/m㎡)の高い強度を持つコンクリートを採用しています。
壁の遮音
隣戸への音漏れに関係する戸境壁のコンクリート厚は、200mm厚以上として、日常生活に不便のない遮音性を実現しています。
※壁厚に関しては、一部異なる場合があります。
リビング・ダイニングと洋室各床の遮音
生活音の中で低音域の重い音(重量衝撃音)に対しては、200〜250mmの中空スラブ構造を、高音域の軽い音(軽量衝撃音)に対しては軽量床衝撃音低減性能がΔLL(Ⅰ)-4等級のフローリング材を採用し階下への音の伝わりを抑えています。
※防音フローリングの遮音等級は、JISが定めた実験方法によるデータに基付いてメーカーが表示したものであり、竣工後の実際の住戸内における遮音性能を示すものではありません。※中空スラブ構造は一部の床を除きます。
窓の遮音
遮音性能の高いT-2の防音サッシを採用。窓外の騒音と住戸内からの音漏れを低減します。
◎サッシの遮音性能等級とは
T-4〜T-1で表わされ、等級値(T-値)が大きいほど、遮音性に優れています。
排水管の遮音
排水縦管からの流水音を軽減するため管を遮音材で巻き、二重貼りせっこうボード壁で包みました。
※排水管の遮音材料はメーカーにより異なる場合があります。
※現地18階相当より撮影(2025年4月)した眺望写真に図面を基に描きおこした外観完成予想図を合成したもので、実際とは異なります。※眺望は住戸により異なります。また、将来にわたり、保障されるものではありません。※掲載の仕様は、諸事情により変わることがありますので、あらかじめご了承ください。